Exhibition
泉川のはな「周辺視野」
Nohana Izumikawa
“ Peripheral vision”
泉川のはな
[入場無料]
2024.11.21. thu ~ 12.1. sun _ 12:00〜17:00
[ 休: 25. mon / 26. tue / 27. wed ]

人間の視野は中心をはっきりと捉えることができても、視野の端にある周辺の解像度は低いという。
だが目に見えていない緻密な遠景は常に身の回りをぐるりと囲んでいる。
私の視界は日常の重量に引きずられ、周囲のことなど気にする余裕もなく僅かな違和感は見送られる。
ようやく何かに気づく頃にはその居心地の悪さから、見つからない言葉を身体に押し込める。そしてそれもまた隅へ追いやり、私は自らの視野の中心に戻っていく。
断片的に視える景色がもつ気配に焦点を当てようにも、移ろいの速さが視界をぼんやりとさせる。切られた舵がまとう至大な風向きすら分からぬまま、私はこの土地の風景を繰り返し描こうとしている。
作家在廊予定日
11.21.thu / 23. sat / 30.sat /12.1.sun
泉川のはな
関連イベント
・アーティストトーク〈予約不要〉
12.1.sun _ 14:00~15:00
泉川のはな 聞き手: 岡田有美子
・ワークショップ〈要予約〉
11.23.sat _ 13:00~14:00
トロピカルにデコろう!
ステンシルによるT シャツワークショップ
参加費¥3,500 [ 材料代込み]
定員6名[ 小学校低学年以下は保護者同伴]
〈お申し込み・お問合せ〉
Instagram:@sugarcaneroom_
Artists アーティスト
泉川のはな
1991 沖縄県出身
2009 沖縄県立開邦高等学校 芸術科美術コース 卒業
2014 東北芸術工科大学 芸術学部 美術科 洋画コース 卒業
2016 東北芸術工科大学大学院 芸術工学研究科修士課程 芸術文化専攻 洋画領域 修了
画家。2016 年に東北芸術工科大学院を修了した後、沖縄を拠点として絵画を中心に制作活動を続けている。
泉川は、出身地である沖縄をテーマに、過去の写真資料をもとに現代の沖縄風景を表現したコラージュ作品、南国の植物をモチーフにしたドローイングなどを制作してきた。
複数の視点を同一の画面上で構成する手法や、いかにも「沖縄」らしいありふれたモチーフを使用することで、「オキナワ」というイメージの持つ虚実について考察する。
【近年の主な個展】
2024予定 「周辺視野」(Sugarcane Room gallrey+cafe/沖縄)
2022 「夜が明けて、雨音で目を覚ます。」(NERD GALLERY/沖縄)
2022 「夜が明けて、雨音で目を覚ます。」(フリュウ・ギャラリー/東京)
2020 「鳥の報せ」 (People’s art gallery /沖縄)
2019 「やさしい鳥」(フリュウ・ギャラリー/東京)
【主なグループ展】
2024予定 「パビリオン構想展」(今帰仁村中央公民館)
2023 「沖縄画ー8人の美術家による、現代沖縄の美術の諸相ー」(沖縄県立芸術大学付属図書館・芸術資料館)
2022 「3331 ART FAIR 2022」(3331 Arts Chiyoda/東京)
2022 「「復帰」後 私たちの日常はどこに帰ったのか展(佐喜眞美術館/沖縄)
2022 「VOCA展2022 現代美術の展望ー新しい平面の作家たち」(上野の森美術館/東京)
2021 「琉球の横顔」(沖縄県立博物館・美術館企画ギャラリー1・2/沖縄)
2021 「しまにあう、しまをかく」(ホテルアンテルーム那覇Garelly9.5/沖縄)
2016 「ART AWARD TOKYO丸の内 2016」 (丸ビル1階マルキューブ、3階回廊/東京)
【パブリックコレクション】
山形市役所